【実務者向け研修会(第2回)終了のご報告】

去る平成26年11月8日(土)、行政書士高橋美香先生(東京都行政書士会港支部・当会会員)を講師としてお迎えし、実務者向け研修会第2回を開催しました。
今回の事例は、日本人父と外国人母との間に生まれ、生まれた時から日本国籍を持ち日本人として26歳まで普通に暮らしてきた男性が、外国人母親の偽名を本名に修正したいという手続きの中で、日本国籍を失って外国人になってしまうという大変、重い内容でした。この手続きには、戸籍訂正、在留特別許可、帰化等の大変煩雑な手続きが必要であり、その手続きの流れ、手続き方法、実際に使用した貴重な資料等を公開して頂きました。


26歳まで日本人として生活し、手続きをする時点では妻子もあり生活もあった男性が、母親の過ちを正したいという思いを受け入れて日本国籍を失い外国人になってしまった、、。高橋先生は、その男性の運命にとても同情し、この仕事を進めていくなかで、何度も涙を流されたそうです。そんな高橋先生の熱い想いに、とても引込まれました。
私たち入管業務を扱う行政書士は、お客様の運命もお預かりしていること、その責任の重さを改めて痛感させられた研修会でした。


会員の皆様には、ご参加頂きまして感謝申し上げます。
次回は、初任者向け研修会を来年2月に予定しておりますので、
引き続きご参加下さいますよう、お待ちしております。



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